限られた空間の有効活用を実現していく可動ステージ。ここでは、そんな可動ステージを体育館に設置することについてご紹介します。
昨今、教育の場である学校では、現在ある施設を活用することで在籍している生徒はもちろん地域住民にもより有効利用してもらえる空間にしていく、という考え方が推奨されています。その創意工夫のアイデアの一つとして挙げられているのが、体育館の舞台を可動式のものにする、というものです。
可動ステージの設置により、これまでよりも運動スペースが広くとれるようになり、思い切り運動ができる場所として活用されることが期待できます。
背景にあるのはスポーツ基本法で、「学校設置者は、学校の教育に支障のない限り、当該学校のスポーツ施設を一般のスポーツのための利用に供するよう努めなければならない」という旨が規定されています。
これまで9割以上の地方公共団体で学校体育施設開放事業が行われてきていますが、スポーツ実施率のさらなる向上を図るために今後は、地域住民のもっとも身近なスポーツの場としてより気軽に利用できるようにしていくことが求められていくはずです。
その際、民間との連携を図りながら効率的に取組みを進めるとともに、高齢者や障害者、女性や小さい子供にも配慮し、利用しやすさの向上を図る必要があります。ステージを収納式にしてスペースを有効活用することが、ひとつの方法と言えます。
体育館は天井までの高さがあり、幅も広いことが多いので、どんなステージにも対応しやすくなっています。年間でもそこまで使うことがなく、幅広く体育館を使えるようにしたい時は壁面収納ステージ、固定ステージのほかにもう少しステージを広く使いたいときには床下昇降ステージという選択肢もあります。
「FS-1」は、フジタス工業の可動ステージ製品で、ボタン一つでステージの展開・収納ができる「電動式スライディングステージ(FS-1E)」と、ステージを折りたたんで収納することができる「電動折りたたみステージ(FS-1AR)」「電動多重折ステージ(FS-1AW)」があります。
フジタス工業は、空間の有効利用を提唱して50年、「スペースの有効利用を考える」会社です。引き出し型椅子収納設備「フジトラック」や壁面収納式舞台「フジステージ」など、様々な施設の有効利用に適した製品を開発・販売。その空間の規模や利用目的に合わせた、社会のニーズに応え貢献できる製品づくりを目標としています。
コトブキシーティングの「電動・壁面収納式ステージ(DS-100)」は、省スペースに収納・設置が可能なステージです。電動式ですので、女性職員が多い職場でも容易に展開が可能で、豊富なサイズバリエーションがあることが特徴となっています。
コトブキシーティングは、「常にパイオニア精神を持って」という社是で、それを原点とした「誰もが等しく楽しむための空間づくり」のために日々研鑽を積んでいる会社です。品質を徹底追求しつつ、様々な条件を堅持しデザインしていきながら新時代への進化に努めており、日本と世界の公共の場の安心感や安全性を確かな絆でつないでいきます。
三和製作の「電動式昇降ステージ(MTW-E)」は、様々な施設で多様な使い方ができるステージです。高さが自由に変えられるのが特徴の製品で、ステージ下をイスなどの収納スペースとして活用できるのが特徴となっています。
三和製作は、可動収納ステージでスペースの有効活用を提案し続けている会社です。設計から営業・製造・施工・メンテナンスに至るまで自社で行っているのが大きな特徴となっており、その確かな技術力で従業員が連携し、常に高品質・低コストを追求。お客様の要望に沿った製品づくりを心がけています。
可動ステージにはさまざまな種類があり、コストや設置場所のサイズ感によっておすすめ製品が異なります。当サイトでは、電動と手動の違い、壁面収納式と床下昇降式の違いを解説したうえで、それぞれのおすすめメーカーを紹介しています。