電動ステージと手動ステージの違いは、わかっているようで実は知らないことがたくさんあります。今回は、それぞれのメリットデメリットや、どちらも取り扱う4社をご紹介します。
電動ステージとは、その名のとおり収納の出し入れを電動で行うステージのことです。多くの電動ステージは、専用機器を受け口に繋げて、ボタン1つで操作します。電動なので、誰でも簡単にステージを出し入れできるのが大きなメリットです。
ただし、電気工事が必要なのでコストは高くなります。また、100~200Vの電気容量が必要なので、電線の引込みができない施設には設置できません。電気容量が少ないステージは、備え付けのコンセント電源で使用できる場合もあります。
手動ステージとは、人の手を使って収納を出し入れするステージのことです。その代表格であるハネアゲステージは、バネの力で動くので、女性でも2人いれば出し入れできます。また、ワイヤーの巻き込みや急な故障など、電動式ならではのトラブルを防げるのも特徴です。
ただし、少なくとも2人は人手が必要になるので、手間がかかる点に注意です。
1988年に創業した三和製作は、今まで数々の可動ステージを納入してきました。2021年には、山口県岩国市の周東庁舎にハネアゲステージを、北海道の体育館には昇降ステージを納入しています。
三和製作の電動ステージは、「スライディング」「折りたたみ」でそれぞれ1種類、「床下昇降」で3種類取り扱っています。手動ステージは、ハネアゲタイプから1種類のみです。基本的に自動ステージを中心に提供しています。簡易式の床下昇降ステージは、専用工具で出し入れするので電気工事が必要ありません。
電動ステージの種類数 | 5種類 |
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手動ステージの種類数 | 1種類 |
コトブキシーティングは、1914年に創業以来主に公共施設の家具の製造・販売を行っています。可動ステージの販売も行っており、空間の有効活用を積極的に提案する専門会社です。
コトブキシーティングの電動ステージは、折りたたみタイプの1種類、手動ステージは「ハネアゲ」「床下昇降」それぞれで1種類ずつ取り扱っています。電動式折りたたみステージは、電源供給がコンセント式なので電気工事の必要がなく、ワイヤーのゆるみを自動感知する仕組みもあります。
電動ステージの種類数 | 1種類 |
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手動ステージの種類数 | 2種類 |
フジタス工業は、1986年に壁面収納型の電動ステージの提供を始めてから、さまざまな可動ステージの提案・納入を行っています。舞台下の収納庫「フジトラック」は、収納したい物に応じて形状が異なる9タイプがあります。
フジタス工業の電動ステージは、スライディングタイプで2種類、床下昇降タイプで4種類取り扱っています。手動ステージは、スライディングタイプから3種類。スライディングタイプは、600・800mmに対応可能な高床と300・400mmに対応可能な低床の2パターンあるので、設置場所の広さやステージの用途に合わせて高さを選べます。
電動ステージの種類数 | 6種類 |
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手動ステージの種類数 | 3種類 |
当サイトでは、豊富な可動ステージの種類や特徴、それぞれのメリット・デメリットや取り扱い企業などについて詳細にまとめています。可動ステージ選びの際にぜひ参考にしてみてください。
可動ステージにはさまざまな種類があり、コストや設置場所のサイズ感によっておすすめ製品が異なります。当サイトでは、電動と手動の違い、壁面収納式と床下昇降式の違いを解説したうえで、それぞれのおすすめメーカーを紹介しています。